私たちについて

会長挨拶

 

プラチナ構想ネットワークは、「地球が持続し、豊かで、すべての人の自己実現を可能にする社会」をプラチナ社会と定義し、その実現を目指しています。地球と人類を視野に、日本に思いを致し、先見性・全体性・具体性において、優れた活動を行っていると自負しています。わが国は、地球温暖化、エネルギー・資源制約、少子化、高齢化、東京に一極集中する地域格差など、多くの面において「課題先進国」です。これらを成長の機会と捉え、日本を再び活力と輝きのある「課題解決先進国」へと再生していかなければなりません。
 成長の機会は、持続可能な地球の上で、多世代の人々が誇りをもって参画し、先端技術と文化的創造力によって、輝きのある社会を実現していくことで生まれます。私は、その実現に向けて 2010 年 8 月にプラチナ構想ネットワークを設立しました。新しい社会像が求められる中、活動への賛同者も増え、会員も順調に増加してまいりました。

 活動は、理念の確立・普及、人財養成の段階から、現在は社会実装中心の段階に入り、充実の度を増しています。自治体の課題と企業や大学のノウハウ・スキルのマッチングを触媒し、健康経営、第一次産業、再生可能エネルギー、教育・人財養成、観光、個別地域活性化の設計、などを中心に多くの試みが行われ、それらのいくつかはスタートアップ企業を生み出す等、真の実装段階に入りつつあります。そのため組織形態も、安定的な運営や活動の継続性の確保を目指して、これまでの任意団体から一般社団法人に転換することとしました。この 4 月からは、一般社団法人として本格的に活動を開始し、これらの動きをさらに加速してまいります。

 SDGs や Society5.0 など世界でもわが国でも持続可能な開発、脱炭素化、循環型社会や人間中心の社会を構築する動きが本格化してきました。こうした動きと歩調を合わせ、当会も新たな組織形態でプラチナ社会の実現に向けて一層尽力してまいります。「課題先進国」日本にプラチナ社会を実現し、ともに人類社会を先導していこうではありませんか。

2022年4月
一般社団法人プラチナ構想ネットワーク
会長 小宮山 宏