プラチナイブニングセミナー
第11回 プラチナイブニングセミナー
- 開催日時
- 2018年6月6日(水)16:00~18:30
- 開催場所
- 三菱総合研究所4階会議室(東京都千代田区永田町2-10-3)
- 主催者挨拶
- プラチナ構想ネットワーク事務局長 笠島 勝治
- 講演
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一般財団法人衛星測位利用推進センター 専務理事
総務省 情報通信審議会専門委員 博士(工学)
三神 泉 様
「みちびき」の持つ可能性
~宇宙から「みちびき」が支える未来のG空間社会~
ジェネクスト株式会社 代表取締役
笠原 一 様
「みちびき」の活用
~事故の無い社会、安心して暮らせる社会を目指して~ - 講師
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三神 泉 様
一般財団法人衛星測位利用推進センター 専務理事
総務省 情報通信審議会専門委員 博士(工学)
【プロフィール】
東北大学工学部機械工学第二学科卒、京都大学博士(工学)
1978年 三菱電機株式会社入社、通信機製作所副所長、電子システム事業本部技師長を経て、2010年に太洋無線株式会社代表取締役社長、2016年から現職。三菱電機株式会社において、8.3m口径すばる望遠鏡(国立天文台ハワイ観測所)等の開発に参画。主な受賞・褒章歴として、2000年 全国発明協会 恩賜発明賞(鏡支持システム)、計測自動制御学会 技術賞(すばる望遠鏡の完成)、2008年 春の紫綬褒章(望遠鏡の鏡支持システム)など。
【講演概要】
日本版GPSとも言える準天頂衛星システム「みちびき」がもうすぐ本格サービスを開始する。世界最高精度の測位精度を提供する宇宙からのサービスは、東京オリンピックでの「おもてなし」を始めとし、その後の経済成長や国民の豊かな生活を支える身近なインフラの1つとして活躍していく。AI、クラウド等と協調して開拓される、安全、安心、かつ利便性に富んだ「地理空間情報(G空間)社会」とはどんな社会か想像し、皆様と共に創造に貢献したい。
笠原 一 様
ジェネクスト株式会社 代表取締役
【プロフィール】
福島県郡山市出身。青山学院大学経済学部卒。公認会計士事務所、税理士事務所に勤務。2009年7月にジェネクスト株式会社を設立、代表取締役就任。実父の交通事故をきっかけに平成26年よりドライブレコーダー交通事故鑑定事業を開始、2016年2月、ドライブレコーダー交通安全解析事業を開始。2016年9月、ドライブレコーダー映像から距離・角度を計測する特許を考案し、特許取得。現在に至る。
【講演概要】
昨今、煽り運転や高齢運転者による逆走や事故といった様々な社会問題が報道されている。それらの社会問題の背景には道路交通法違反が潜んでおり、道路交通法遵守が問題解決の糸口となる。
道路交通法違反の「見える化」により、道路交通法遵守(コンプライアンス推進)→交通事故削減→自動車保険料削減→顧客信用信頼獲得につながる。
準天頂衛星「みちびき」が交通安全にとって重要な役割を果たす。ジェネクスト株式会社の具体例とともにお伝えする。 - コーディネーター
- 中谷 幸俊 様
ITバリュ―アソシエイツ株式会社 代表取締役
【プロフィール】
ITバリューアソシエイツ株式会社代表取締役、株式会社MiKuTAY取締役、株式会社エバートロン顧問、デル株式会社顧問、東京理科大学理事
IBM、Accentureで金融機関・官公庁への提案型営業を実践。近年は、顧問を引き受けながら、ベンチャー企業の営業支援、提案型営業・CIOアドバイザー・地域活性化などのコンサルを展開。
2018年6月6日(水)、第11回プラチナイブニングセミナーを開催いたしました。
今回は、一般財団法人衛星測位利用推進センター専務理事の三神泉氏、ジェネクスト株式会社代表取締役の笠原一氏のお二人を講師にお招きし、『準天頂衛星「みちびき」による社会課題解決の可能性』をテーマに、講演とディスカッションの2部構成にて行いました。
準天頂衛星「みちびき」は日本版GPSとも言われ、測位誤差がメートル単位で生じる現行のGPSに対し、「みちびき」はその誤差を数cmにまで縮めることを可能にしています。これにより、これまで難しかったビル街や樹木などで視界が狭くなる都市部や山間部でも、安定した測位を行うことができ、自動運転・農業IoTなど、GPSでは実現できなかった分野、及び防災・減災、観光支援、子どもや高齢者の見守り等での活用が期待されています。
また、ジェネクスト株式会社は、事故のない安心して暮らせる社会を目指し、道路交通法違反を「見える化」することにより交通事故を削減する事業を展開するベンチャー企業であり、このたび、「みちびき」対応の交通安全分析サービスの提供を開始しております。
今回は、ITバリューアソシエイツ株式会社代表取締役 中谷幸俊氏のコーディネートにより、「みちびき」の利活用を促進する側と活用してビジネスに活かす側の両方の立場より、「みちびき」の持つ可能性と現在の課題について議論を行いました。
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